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着物のクリーニングの最適な頻度と考え方について

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良く頂く質問の中に、着物はどれくらいの頻度でお手入れに出した方が良いの?結婚式に1回だけ着た着物はすぐに出した方がよいの?など、いつがお手入れに最適なのかが分からなくて悩んでいる方も多いと思います。これは着用頻度や着物の状態によるので、その点も踏まえて今回は解説をしていきたいと思います。

次回に着る予定が3ヶ月以上空く場合はお手入れに出した方がよい

結婚式や成人式で1回だけ着られた着物も、次回に着る予定が無い場合は全体的な点検も含めて一度クリーニングに出された方が良いと思います。目立ちにくい汚れの代表的な例として挙げられるのが汗による汚れです。この汗などは、時間が経つとシミとして浮かび上がってきたりしますので、そのような処置が必要なのかも含めて点検をして頂くのが良いと思います。

また、皮脂の汚れや全体的についてします塵やホコリの汚れはカビ菌の大好物でもありますので、長く保管する場合には状態に応じた処置をする必要があると思います。特に黒留袖や喪服等はカビによる変色が目立ちやすいので1回着ただけでもお手入れに出される事をおススメします。

1回限りでクリーニングに出される着物の例

振袖・黒留袖等結婚式のみで着用されている着物(訪問着や紋付き)・喪服・黒紋付

シーズン中に何回か着る着物はシーズンオフに出すのがベター

先程とは対照的に、シーズン中に複数回着る場合はシーズンが終わるまで待っても大丈夫だと思います。逆に言うと、振袖などの場合は成人式で着る予定があるのであれば、もう1回か2回ぐらい着てみるようにスケジュールを立てると費用対効果も上がってきます。しかし、ここで注意したいのが、シミや気になる汚れ等が無いかという点です。着用後にはかならず陰干し(日の当たらない風通しの良い場所でハンガーにかけておく)の際に全体的な汚れていないかをチェックしておく必要があります。この時に汗をかいているなと思った場合は、裏側から湿ったタオルでたたいてあげたりすると良いですし、チリやホコリがはねていそうな裾廻り等はブラシではたいてあげると良いと思います。

シーズンで考える洗いのタイミング例

  • 袷:5月後半から6月
  • 単衣:7月か10月・11月
  • 夏物:9月・10月

シミや気になる汚れがある場合は早めにお手入れをするのが〇

シミや気になる汚れを発見した場合は、早めにお手入れに出されるのが良いと思います。よくある汚れとしては、飲み物がはねたシミ・食べ物がはねたシミ・泥はね・雨や雪のシミ・汗のシミです。小さいから大丈夫!という判断が1年タンスにしまい込んでいる間に大きなシミに広がっていたり、取れにくい頑固なシミになったりしてしまいますので、まずは相談をされるのが良いと思います。また、軽いファンデーションの汚れや皮脂の汚れは丸洗いで落ちる場合もありますが、それ以外の汚れですとシミ抜きが必要になりますので、丸洗いで落ちるような汚れなのか?というのチェックポイントの一つだと思います。

丸洗いで落ちない汚れの代表例

汗・カビ・ボールペンや絵の具・醤油・コーヒー・ワイン・雨や雪のシミ

※古くなってしまったシミも丸洗いで取るのは難しいので別途しみ抜きが必要です。

シミ抜きやクリーニングに出すとどれぐらいで出来上がるの?

次回の着用機会が決まっていると気になるのが、どれくらいで出来上がるのか?という点だと思います。こちらについては、店舗によって異なるかと思いますが弊社の場合ですと丸洗いはだいたい3週間程度、シミ抜きがある場合はだいたい1ヵ月半ぐらいが目安になっております。

また急にしみ抜き等に出さなければならなくなった際のポイントとしては見積を出してくれるお店に出した方が良いという点です。急いでいると費用にまで気が回らずとにかく早くとなりがちですが、出来るだけ費用が分かるところで出しておかないと後でこんなはずじゃなかった・・・という事にもなりかねないので注意をしておいた方が良いと思います。対面式の場合ですと、その場で出してくれるところもありますし遅くとも翌日か2~3日以内には出してくれると思います。

いかがでしたでしょうか?

基本的には、次回の着用機会が決まっていないものについてやシミや汚れがついてしまったものについてはすぐにお手入れに出して頂き、またシーズンを通して着用していこうというものについては、シーズンオフの期間に出されるのが良いという事になります。最後に長期保存の前にお手入れにだしていないと、次回着ようと思った時にカビが生えているや大きなシミになっているという事もありますので、そのようにならない為にも注意しましょう。

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