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振袖を検討される前に知っておきたい4つの事

年も明け、少し普段の生活に戻り始めたころに開催される成人式。家にはたくさんのパンフレットが送られて来て、テレビでも立て続けに放送されるので、成人を迎えられるお子様をお持ちのお母様方は「急がなければ」と思い始めるのではないでしょうか?また、見に行こうにも、お子様とスケジュールを合わせなければならず、予定がすんなり決まらなければ、より一層焦ってしまい、良い形にならない場合もあると伺います。そんな多忙な振袖選びをする前に、知っておくと良いことをまとめてみました。

みんなはいつ頃見に行くの?

成人式の振袖選びは、早い方では高校1年生ぐらいから始められる方もいらっしゃいますが、平均すると以下のようになっております。

成人式の2年前~1年半前:15%
成人式の1年半前~1年前:35%
成人式の1年前~半年前:30%
成人式の半年前から3ヶ月前:5%
その他:15%

ほとんどの方が1年半ぐらい前から気になりだし、半年前までには決めていらっしゃるような状況です。ちなみに、半年前までずれ込んでいる要因としては、お子様とスケジュールを合わせようとすると最終が夏休みという事のようです。
これを見て分かるように、出来るだけ早めにお子様とのスケジュールを合わせるようにされた方が、バタバタせずお選び頂けると思います。

レンタル・購入・ママ振袖の引継はどれが良いの?

それぞれのメリットとデメリットを簡単に整理しました。

レンタル

◎メリット
・平均的に購入するよりも安くすむ
・写真や当日の着付などがセットになっていて手間がかからない
・着用後のクリーニングなどのお手入れが不要
・ご自宅での保管を心配しなくてよい

×デメリット
・レンタル期間を過ぎると着る事ができない
・身長が150㎝以下、170㎝以上などの選択肢が少ない
・サイズが平均値で算出されている為、ぴったりのサイズではない場合がある
・上質な振袖(購入やママ振袖)と比べると品質が落ちる
・同色・同柄の生産量が多い為、同じ振袖を着ている人が多い

保管やお手入れなどの心配がない手軽さとは引き換えに、品質やサイズ感に満足いかない場合があるようです。サイズ感については、最近オーダーレンタル(ご自身の寸法で仕立ててくれるサービス)も出てきているようです。

購入

◎メリット
・ご友人の結婚式など成人式以外でも着る事ができる
・高級感のある品質のものを選ぶことができる
・ご自身のものとなるので妹や親戚、将来お子様などに引き継ぐ事ができる
・ぴったりのサイズに仕立てる事ができる
・身長が150㎝以下、170㎝以上などの方でも自由に選ぶ事ができる

×デメリット
・着用後のお手入れに費用がかかる
・保管場所を確保しなければならない
・品質が良いものになると高額になる

デメリットの方に記載させて頂いた「高額」という点ですが、最近では平均的にレンタル価格が上昇し、購入価格が下がってきている為、レンタル相当の価格で購入することもできるようになってきていると言われております。また、何度も着る事が出来るという事で様々な場所で着る機会を持っている方も多くいらっしゃるようです。

ママ振袖

◎メリット
・持っている振袖を使うので、サイズ変更もなく汚れていない場合は0円で済む
・代々受け継ぐことで親子やお祖母様と想い出を共有する事ができる
・購入同様に何度でも着用することができる
・同様の振袖を着ている人がまずいない
・購入同様にレンタル品より質が高い

×デメリット
・クリーニングなどのお手入れが必要
・サイズ変更やしみ抜きが必要だった場合費用が発生する

お直し代が掛かる場合でも、レンタルや購入と比べると随分安く済む場合が多いようです。また、小物や帯などを変える事でお母様のものを引き継ぎつつ、自分自身の着こなしも楽しめるので良いという声も多く聞きます。ちなみに、ママの振袖を気に入らなかった場合、この方法を選ぶ事ができないのが最大のポイントだと思います。

レンタル・購入・ママ振袖活用はどれくらいの比率?

地域差はあると思いますが、レンタルが出始めた当初から5年ぐらい前までは、レンタルの割合が非常に多くなっていましたが、レンタルが4割、購入が2割~3割、ママ振袖活用が2割~3割になっているようです。レンタルの減少については、ママ振袖の活用が増えているのが影響しているように感じていますが、購入については殆どが購入していた時代を考えると下がってはいますが、近年は横ばいといった印象です。購入者の方達からはママ振袖をされる方達を見ていると、持っていないのでせっかくだったら買っておいた方が良いのかな?と思って購入を決められたという方が増えているように感じます。

費用の相場はどれくらい?

こちらも地域差があるかと思いますが、費用の相場としては、レンタルが15万~25万、購入が38万~50万、ママ振袖の活用が10万~15万となっています。

レンタル市場の傾向

購入からレンタルへの需要が増加してきた結果、お客様の層が広がり価格帯は年々上昇傾向にあるようです。オーダーレンタルという新たな手法(お嬢様の寸法に合わせた仕立てができる)が出てきた事もこの一因だと考えられます。
その一方で、イメージとして安いという感覚で来店される方が多いという事で、高級なレンタルの動きが鈍く、以前は安価なモノから高級なものまで幅広く取り揃えていましたが、品ぞろえの幅が狭まっているようです。

購入をされる方の傾向

レンタルを希望される方をターゲットにレンタル商材向けの振袖をフルセットで19.8万円等の価格で販売する店舗が増えてきた結果、全体の平均相場は下がってきております。一方で近年、ママ振袖を着て成人式を迎えられる方の増加に伴い、せっかく購入するのであれば世代を超えた良いものをと考えられる方もいらっしゃり、50万円~70万円ぐらいの振袖の購入も少なくないようです。

ママ振袖の活用を検討される方の傾向

最近、特に増えているのがママ振袖の活用です。お母様やお祖母様が振袖を購入されていた時代は50万円~100万円する加工の良い商品がたくさんありました。その振袖とカタログで送られてくる振袖を比べると古典柄を基調とした意匠がやっぱり違うというのが分かり、お嬢様の晴れの日にはちゃんとしてあげたいという思いから、引継が増えているように感じます。また、他の二つと比べて費用が安く収まりやすいというのもメリットのようです。

以上が、世の中の傾向になります。

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