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「着ないかな」と思う着物を羽織に生まれ変わらせる

着物を着始めたり、着物を着る頻度が増えると、自然と着なくなる着物が増えてきます。

中には、どうしても着ないな、と思うものもあると思いますが、今回お持ち込み頂いたお客様は柄も好きだし、何かに活用したいという事でお持ちになりました。

もともと、着物を着られるお客様だったので、現在のライフスタイル(どんな時に着物を着ていっているのか、ご家族の慶弔事が予想されるのか等)をお尋ねしたところ、着物はたくさんあるけど羽織るものが少ないという話になり、今回は着物を羽織にさせて頂く事に致しました。

着物を羽織にする場合、気を付けなければいけないポイントが「裄」(手の長さ)です。着物の上に羽織りますので、どうしても着物よりも長く仕立てなければなりません。その為、身長が高い方などは反物を継いで(繋げて)仕立てる必要が出てきます。

こちらのお客様へも、そのようにご説明を差し上げて仕立てさせて頂いたのがこちらの羽織です。柄行のせいもありますが、ほとんど目立たないように出来上がっております。

着物を着始めると、今まで知らなかったTPOや体感温度の差など色々と感じるものです。また、ご自身のライフスタイルに合わせる事で「これは着物ではもう着ないな・・・」と思うものも、色々な形でよみがえらせる事ができるので着物にとっても幸せな事なんじゃないかなと思いますので、是非そんな着物をお持ちの方はご相談ください。

ちなみに、弊社は福岡の会社ですが、関東や関西からもご注文頂いておりますのでご遠方の方も気兼ねなくご相談頂ければと思います。
頂き物の着物を羽織に仕立て替えました。
着物よりも羽織の方が裄が長く必要です。
長さが足りないので、肩山?で継いで仕立てました。
柄の効果もあり、着ていて「継いでいるね」と言われた事は無いです。

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