シミ抜き | 着物のクリーニング
着物のシミ抜きとは?
着物に限らず、お洋服の時なども同じかもしれませんが、お食事の時の食べこぼしのように付けた事は分かるシミから、ファンデーションなどの気を付けていてもついてしまうシミなど、シミと一言で言っても様々です。そのような様々な事象によりついてしまったシミを特定し適切な溶剤や漂白などを行いながらで汚れを叩き出していくのがしみ抜きという作業になります。
また、漂白によって生地自体の色が抜けてしまう場合等は、染色補正という色を入れなおす作業なども併用して行う事もあります。
こんな時におススメです
・口紅、香水、ファンデーション、クレンジングオイル等の化粧品のシミが付いた時
・ペン、インク、朱肉等文房具のシミがついてしまった時
・ソース、マヨネーズ、食べこぼし等の食物のシミがついてしまった時
・ワイン、コーヒー、お抹茶等の飲料のシミがついてしまった時
・生理等の血液シミや母乳のシミ、赤ちゃんのよだれ等がついてしまった時
・泥などの固形物が混じったシミがついてしまった時
・カビによる酸化やシルクなどの酸化により生地が黄変化した時
上記のように、シミには様々な種類があり、シミの内容によって処置方法が違います。だいたい10円玉ぐらいのシミであれば500円~1,000円程度を目安に行っておりますが、シミの内容等によってはそれ以上の費用になってきますので、処置前に内容と費用をご説明の上、お手入れを進めさせて頂くように致しております。
よくあるご質問 | 着物のシミ抜き編
Q:30年ぐらい放置したシミでも取れますか?
A:30年ぐらい放置されたシミでも除去した経験がありますので、多分大丈夫だと思いますが、正直な所シミを見てみないと一概には言えません。精一杯頑張りますので、是非お任せください。
Q:1カ所1,000円ぐらいという事は、シミの箇所が多いと費用が高くなりますよね?
A:しみ抜きは1作業につきという値段設定になっているので、おっしゃるように箇所が多いと費用は増えていきます。シミが広範囲になっている場合は、洗い張りなどで水と専用の溶剤で全体的に洗う事やその他の方法もございますので、ご予算に合わせて様々な対応をさせていただければと思います。
Q:洗っていたはずなのにシミが出てきているのはなぜですか?
A:様々な原因が考えられますが、例えば汗を多くかいたのに丸洗いのみしかしてない場合などは、放置していると黄変する場合がありますので、前回の処置に問題があった可能性もありますので、お手入れに出される場合は、処置をする、しないに関わらず全体的な点検をご依頼される事をおススメいたします。
Q:まったく着ていない着物でもシミが出る事はありますか?
A:こちらも一概には言えませんが、例えば藍を染料とした着物などの場合、藍止めの作業などが不十分な場合、その後も空気と反応してカビのような状態になる場合もあります。また、タンスを全く開けていない場合などは湿気から起こる変色ややけ等もありますので、保管時の喚起などはこまめに行う事をおススメしています。
Q:裏地が茶色く変色しているのですが、これもしみ抜き出来ますか?
A:部分的な場合はしみ抜きをする場合もありますが、全体的な場合は裏地の漂白や生地の取り換えをおススメしています。茶色く変色していても、生地が強ければ漂白で真っ白になりますのでご安心ください。
Q:しみ抜きを行う前に料金はわかりますか?料金が高い場合はキャンセルもできますか?
A:事前にシミ抜きにどのくらいの費用が掛かるのかを無料で御見積を行った上で処置を行いますので、料金が高額になりそうな場合はキャンセルをして頂く事も可能です。また、シミ抜き以外の方法で着れるようにする事もできますので、そのような場合は別の方法のご提案もさせていただきます。
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着物のシミ抜きクリーニングの工程
① シミの分類を行う
シミには、油性・水溶性・不溶性・タンパク質系のシミや、いくつかの性質が混ざり合っているシミ等、様々な種類があります。そのシミの種類に合わせた処置が必要になりますので、まずはシミの種類の特定から始めていきます。
② シミの種類に合わせてしみ抜き作業を行う
シミに適した独自の溶剤や漂白剤などを専用の刷毛や機械を使ってしみを抜いていきます。また、漂白などによって色素が抜いた場合は、染色補正も行っていきます。
③ 日陰で自然乾燥
下洗い・ドライマシーンでの洗浄後、着物の汚れが取れているかをチェックした上で、乾燥室にて、直射日光を避け自然乾燥していきます。また、この際に適度に風を当てる事でクリーニング特有の匂い等も除去するようにしております。
④ プレス仕上げ
絹の繊維は、水分や熱によって縮む可能性がございますので、直接アイロンをあてることはせず、蒸気の吹きかけと吸引を同時に行いながら次回お召し頂いた際に気持ちよくお召し頂けるよう随所を確認しながら手仕上げで作業を行っていきます。
また、洗い上がりには新しいたとう紙に交換しますので、その後の保管時の吸湿性も保持することが出来ます。
⑤ 梱包・ご納品
移動中の水気を避ける為にたとう紙をビニールの袋でくるみ、移動中に着物がズレてシワにならないようにボールで挟み動かないように固定して梱包致します。
また、今回行った処置ないようについては、着物カルテ(処置内容などを記したメモ)を同封致しますので次回のお手入れまで保管して頂ければと思います。
※訪問や店頭での受け渡す場合は新しいたとう紙に入れた状態でお返しいたします。
着物のシミ抜きクリーニング価格表
参考箇所 | 参考価格 |
1カ所(3cm×3cm程度) | 500円〜 |
衿・袖口・裾など | 4,000 |
上記は参考価格となりますのでお預かりしたお召し物を確認させて頂いた上で御見積をさせて頂きます。 |