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染め替え・柄足し・金彩加工 | 着物の補修・加工

染め替え・柄足し・金彩加工

着物の染め替えについてご説明をすると「えっ?そんなこと出来るのですか?」と言われる事が多々あります。これは、着物に限らず襦袢などにも言える事ですが、昔から古くなったものや汚れがきつくて目立つもの等は、汚れを取った後に漂白や新たな色に染色を施し、新たな楽しみを見出して頂いておりました。

特に着物を引き継いだ際などは、自分好みで購入したわけではないので、そのようなお声を頂く事が多く、染だけではなく、柄を追加で描いたり、金彩を施す事で少し豪華にアレンジしたりという方もいらっしゃいます。

こんな方におススメです

・柄は気に入っているけど、色が好きではない
・全体的に派手な印象で着る事ができない
・全体的なシミ等があり、シミ抜きをすると高額になってしまう

よくあるご質問|着物の染め替え編

Q:濃い色から薄い色にする事はできますか?
A:濃い色を薄くしようとする場合、一度色を抜いてから染色作業をしなければならない場合があります。その場合、着物の生地が漂白などに耐えられない場合がありますので、多くの場合はより濃くしていく方の方が多いです。しかし出来ないわけではないので、生地を見て相談をさせていただければと思います。

Q:刺繍がほつれたり、金箔が剥がれているのも直す事はできますか?
A:もちろん可能です。経年の劣化によって刺繍が外れたり、金箔を付ける為に使っている糊が劣化したりして、金箔が剥がれてしまう事があります。そういったものでも、新たに刺繍をし直したり、金箔を貼り直したりするなどして補修する事は可能です。

Q:色無地を附下のように出来ますか?
A:弊社はオリジナルで着物なども制作をしていますので、過去の事例なども合わせてご希望の柄向きなどを確認させて頂きながらの進行になりますので、少々お時間はかかりますが、可能です。また、柄を足す際には手書きだけではなく、刺繍なども行えます。

Q:着物を襦袢で着ていたと聞いたことがあるのですが?
A:以前は古くなった着物などは襦袢として流用する事も多くありました。その際に、漂白を行い、真っ白な襦袢を作る事も可能です。

ビフォアアフター

色が少し派手になってきたという事で着用機会が減っていた紬のお召し物に全体的にグリーンの色掛けを行った加工例。

柄は好きだけど長年お召し頂いた白色から雰囲気を変えたいという附下を柄伏せを行い黒色に地色変えを行った加工例。

箔が薄く変色してしまった部分を新たな箔を入れる事で以前の雰囲気をそのままに輝きを取り戻すようにした加工例

身幅出しをしたお着物に長年の保管による変色部分を漂白し箔加工を施す事で少しだけ華やかになるようにした加工例

寸法の変更により合わなくなってしまった柄を、新たにご要望の色味で柄を足すことで、雰囲気はそのままに柄ズレを解消した柄足しの加工例

点々と広範囲にわたるシミを除去するよりも地色はそのままで柄を足すことで雰囲気を変えた柄足しの加工例

 

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