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虫干し代行 | 着物を守る

着物を守る虫干し代行とは?

昔から、着物に限らず書籍や調度品などを箱から出し、風を通す事で湿気をとり、防カビや防虫を行っていた虫干し。現代では建物の構造が変わり、広げて置くスペースなどの問題や着物の場合ですと、畳み方が分からないという事から虫干しを行わなくなった方も多くいらっしゃると思います。

しかし、この虫干しを行わなくなったせいで、タンスを開ける事がなくなり、着物の変色を招いてしまうガスや、湿気による様々なトラブルが発生していると言われております。

虫干しが苦手・できない方へのおススメ

タンスを開けない事によっておこる様々な弊害は、タンスを開けるというだけでも効果的です。更に、そこに扇風機などで風を送り込む事で収納場所の湿度はかなり改善されていると言われておりますので、畳むのが苦手な方などは、この作業を行うだけでもかなり着物にとっては良い環境をつくる事ができると思います。
また、虫が気になるという事でいれたままにしている防虫剤などは、それ自体が湿気をおびたり、様々な原因により着物の変色を招く恐れがありますので、適切な期間のみ使用するように心がけると良いと思います。ちなみに、絹は基本的には虫にとって美味しくない素材なので絹物には防虫剤は不要と言われておりますが、ウールなどは虫の大好物なので注意が必要です。

虫干し代行サービスはこんな方におススメです

・忙しくて虫干しをする暇がない方
・家の中に虫干しを行う十分なスペースが取れない方
・長期間保管していて着物の状態が気になる方
・たとう紙の取り換え時期に来ている方

よくあるご質問|虫干し代行編

Q:虫干しやタンスの喚起はどれくらいの頻度で行うと良いのですか?
A:昔は、湿気がこもりやすい梅雨時期に喚起を行い、梅雨明けの晴れた日や、冬場(11月~2月)の乾燥期に行うと良いと言われておりましたの。

Q:たとう紙はどれくらいの頻度で取り換えた方が良いのですか?
A:たとう紙自体は、現在では和紙ではない様々なもので作られておりますので一概には言えませんが、自ら呼吸をするような和紙のような素材ですと、3年から5年に一度取り換えると良いと思います。

Q:帯とかも虫干しをした方が良いのですか?
A:帯だけに限った事でなく、草履やバッグなどもその対象になります。細かな細工がされているものや、化学繊維をつかっているものは湿気などにより思わぬ形状変化が起きてしまう事もあり、草履などの場合、一見きれいに見えていても履いているとボロボロと崩れていく事もあります。

Q:窓際に干してしまうと日光にあたるような気がして虫干しができない
A:窓際に干せない場合、扇風機などを使って着物全体に風が通るように工夫すれば虫干しの効果は得られます。その場合、蛍光灯などによる焼けも気になるので、長期間干しっぱなしにはしないように気を付けて下さい。

Q:タンスの中に新聞紙が敷いてあるのはそのままにした方が良いですか?
A:多分、湿気を吸うように敷いてあるものだと思いますので湿気をおびている新聞紙であれば、とりかえることをお勧めします。しかし、湿気を含んだ場合、新聞紙の塗料がたとう紙や着物につく場合がありますので、注意が必要です。

※その他のご質問に対してもお答えしておりますのでお気軽にお問合せ下さい

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虫干し代行の工程

① 着物の全体点検

最初に、現在の着物の状態をチェックさせて頂きます。その際に汚れやほつれ、生地の劣化が発見された場合は、処置方法やお見積金額をお伝えいたします。
※処置についてはご希望がない場合はお手入れに出されなくても大丈夫です。

② 乾燥室で着物を乾燥させる

点検が済んだ着物を乾燥室に入れ、着物に適度な風を当てながら自然乾燥させていきます。

③ ブラッシングと補修作業

着物の点検を行いながら、着物のブラッシング作業を行います。また、この際に軽微なほつれなども点検し無料で補修を行っていきます。
※事前点検時に、費用が必要な場合は事前にお知らせしております。その場合費用が見合わない場合は、補修を行わなくても問題ございません。

④ プレス仕上げ

絹の繊維は、水分や熱によって縮む可能性がございますので、直接アイロンをあてることはせず、蒸気の吹きかけと吸引を同時に行いながら次回お召し頂いた際に気持ちよくお召し頂けるよう随所を確認しながら手仕上げで作業を行っていきます。
また、洗い上がりには新しいたとう紙に交換しますので、その後の保管時の吸湿性も保持することが出来ます。

⑤ 梱包・ご納品

移動中の水気を避ける為にたとう紙をビニールの袋でくるみ、移動中に着物がズレてシワにならないようにボールで挟み動かないように固定して梱包致します。
また、今回行った処置ないようについては、着物カルテ(処置内容などを記したメモ)を同封致しますので次回のお手入れまで保管して頂ければと思います。

※訪問や店頭での受け渡す場合は新しいたとう紙に入れた状態でお返しいたします

着物を守る虫干し代行の価格表

数量 新価格(税別)
1点 4,500円
2〜5点 4,100円 ※1点あたり
6〜10点 4,000円 ※1点あたり
お手入れメニュー名
虫干し代行 | 着物を守る
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