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女性着物を男性用の長襦袢に仕立て替え

以前にお手入れ事例でご紹介しました着物を長襦袢に替えるという投稿に続けて、麻の着物を夏用の麻の襦袢にお仕立て替えした事例のご紹介です。

先日は、お母さんから娘さんへ着物の引き継がれる際の仕立て替え事例でしたが、今回はお母さんから息子さんへ着物を譲られている方の事例です。

そもそも、女性用の着物を男性用にできるの?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、女性用の着物には「おはしょり」と言って帯下の部分でたくし上げる部分があるので、身長以上に長い生地を用いて仕立てられているのでサイズによっては男性の着物に仕立て替えする事ができるのです。

さらに、今回の事例は高度な合わせ技といった感じで、女性用の着物(麻の単衣)を男性用の長襦袢(麻の襦袢)に仕立て替えるという事例でした。

着古した生地、特に自然布と言われる「麻」の生地は柔らかく肌馴染みもいいので、とっても上等な長襦袢を作る事ができるんです。

また、麻はご自宅での手入れも簡単にできますし、夏の暑い時期だけではなく暑がりの方などは暖房が良く効いたホテルでの会食の際などはこっそり麻の襦袢を着ている方もいらっしゃるほど夏・冬問わず重宝するものなのです。

しかし、絹と比べると品やかさはございませんので、少しごわつくかもしれませんが、通気性という点に於いては最上級だと思いますので、まだお持ちでない方は是非1枚持っておかれると良いと思います。

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