振袖の下見に行く時に注意したい6つのこと
大切なお嬢様の成人式。その日が素敵な日になるようにと願うのは当然の事のように思います。そんな素敵な日にする為に「振袖を選ぶ」というのは非常に重要だと考えている方が多いと思います。今回は、そんな振袖選びを皆さんは、どんな風に何件ぐらい回っているのかをまとめてみました。
振袖の下見ってどんな事をするの?
読んで字のごとくと言ってしまえばそれまでなのですが、振袖と一言で言っても傾向は様々です。最近ですと、ギャル風や花魁風なものもあれば、昔ながらの古典的なものもありますし、大正ロマン風や昭和レトロのような雰囲気のものもあります。そして、それぞれの呉服屋さんには、その店独自の視点があり取り扱っている商品も様々ですので、お母さんやお嬢さんの趣味や趣向にあった店舗を選んだり、その店に置いてある商品を見に行ったりするものです。また、お店を選ぶという観点もありますので、お母さんだけで事前に下見にいかれるケースもあります。
お母さんでだけで下見に行くメリットとは?
お母さんの時代ですと、お母さん(お祖母さん)だけで決めてしまうケースもあったかと思いますが、最近ではお嬢さん抜きでは決められないご家庭の方が多いと思います。しかし、お嬢さんと一緒に行くと、その場で決めなくてはならなくなったりと難しい選択を迫られるケースもあると思います。その選択に納得感が持てるようにまずは、お母さんだけで目ぼしい店舗を訪問するという方もいらっしゃいます。事前に伺う事で、お店の雰囲気や取り扱っている振袖や価格帯、サービス内容や店員さんの雰囲気などが分かりますので、その店にお願いしていいのか?という一番のハードを超えた上で、お嬢さんと見に行く事ができます。
決めるまでに何店舗ぐらい見に行くものなの?
お母さん方の時代ですと、各家庭にご贔屓の呉服屋さんがあり、そのお店に趣味や趣向を伝えたり、時期になるとそのお店の方からこれまでの傾向にあうようなものをご用意頂くケースが多かったようです。しかし、現在はそのような店舗も減り、各家庭も贔屓にしていた呉服屋さんとの関係性も途絶えてしまっている所が多く複数店舗を見に行かれる方も増えているようです。弊社にお越しになるお客様や世の中のデータを総合すると以下のような結果が出てきました。
<お母さんだけの下見>
・1軒~3軒:50% ・4軒~5軒:40% ・5軒以上:10%
<お嬢さんと一緒の下見>
・1軒~2軒:65% ・3軒~5軒:30% ・5軒以上:5%
お母さんだけの下見を経て、お嬢さんと下見に行かれる方の多くは1軒~2軒以内で決められる方が多いようです。また弊社の場合もそうですが、振袖については予約制で下見を行っている店舗もありますので事前にご連絡をして行かれる方が良いと思います。その際に、希望の色や柄などがある場合は事前に伝えておくとスムーズだと思いますし、弊社の場合も事前のお問い合わせの際にそのような点を確認させて頂いております。
下見に行く時のポイントとは?
事前に呉服屋さんに連絡をして様々な準備を経て臨む下見であっても肩にかけてみるとイメージと違ったりして、当初は「赤」にしようと思っていたのに「青」の振袖になったという方もいらっしゃいます。そのような事態になった時に困らないように、以下の3点は決めた上で行かれると良いと思います。
・誰が振袖を決めるのか?(お嬢さんかご両親か、お祖母さん等)
・予算はだいたいいくらぐらいか?
・見に行った先で良いものがあったら決めるのか?
また、お嬢さんと一緒に下見に行く時は振袖を簡単に着せて貰いながら選ぶと思いますので、下見の時には以下のようなポイントに注意した服装で行かれると良いと思います。
・タートルネックやフード付きの服は避ける。(Vネックなどがベスト)
・足袋を履いたりする場合もあるので、ストッキングではなく靴下
・スカートよりもパンツスタイル
髪が長い場合はアップに出来るようにゴムや髪留めを持っていくと更に良いと思います。
決定をされる時に忘れがちなポイントとは?
振袖を決められる際に忘れがちなポイントは卒業式の袴や写真撮影・着付などの特典サービスの有無についてです。これについては各社色々と趣向を凝らしたサービスを提供しておりますが、いざ契約となるとそのような点を聞き漏らしたりする場合がありますし、またそういうサービスをお望みの場合は、契約時にお伝え頂いた方が適切なアフタフォローを受けやすいと思いますので、忘れずに確認するようにした方が良いかと思います。
下見に行くだけでプレゼントをくれるお店があるって本当ですか?
営業の手法として、振袖の下見に来られる方に浴衣やバッグ、お食事や旅行券をプレゼントされる所はあります。しかしながら、こちらについては「タダより高い物はない」というのは必然だと思いますので注意が必要だと思います。
いかがでしたでしょうか?
今回は、下見に行く時のポイントについてまとめさせて頂きました。
ただ下見と言っても、誰と行くのか?本当に決めるのか?という点が曖昧なまま行ってしまうと下見にいくお嬢さんにとってもあまり良い結果にならない場合があります。
しかし、ガチガチに構え過ぎず、まずは気になる店舗にお電話を差し上げる所から始めてみると良いと思います。